第1回 文字図形番号標準化検討委員会議事録
日時 2008年4月8日(火)午後1時〜2時30分
場所 斯文会館会議室(新御茶の水)

出席者 ・石川忠久(財団法人 斯文会理事長)・笹原宏之(早稲田大学教授)・相田 満(国文学研究資料館)・谷本玲大(財団法人 無窮会)・垣内伯之(JIPDEC)・上村圭介(GLOCOM)・黒田信二郎(日本電子出版協会)・伊藤英俊(コンサルタント) ・長村玄(コンサルタント)  ・望月英男(文字鏡研究会)・島袋徹(元凸版印刷株式会社/JAGAT)・栃原聖一(大日本印刷株式会社)・和田有史(株式会社平河工業社)・伊藤隆幸(昭和情報機器株式会社)・谷田貝常夫(特定非営利活動法人 文字文化協會 理事長)・古家時雄(特定非営利活動法人 文字文化協會 副理事長)・板倉和治(インデックスフォント研究会)・萩原英雄(昭和情報機器株式会社) ・欠席:二階堂善弘(関西大学教授)
                     
配布資料
@Agenda
A文字図形番号標準化提案趣意書
B文字図形番号標準化検討委員会について(メンバー表)
C文字図形番号JIS化の必要性と検討必要事項について
D作業内容と日程案

議題 1.趣旨説明 2.委員長挨拶 3.委員自己紹介 4.文字図形番号JIS化の必要性と本委員会での検討必要事項 5.作業内容と日程表 6.WGメンバーについて7.その他・次回委員会の日程・当面の作業等

議事内容議事内容議事内容議事内容
1.趣旨説明(NPO法人 文字文化協會理事長)
  ・配布資料Aにて、文字図形番号標準化検討委員会の発足の提案説明。
2.委員会メンバーについて  ・配布資料Bにて、文字文化協會理事長から委員会メンバーの提案があり、構成員表が承認された。
3.委員長挨拶
・委員長挨拶:渡辺さんの辺の異体字は100以上あると言われ、氏名で土屋さんに 「点付の土」の人がいるなど漢字の字形は多様である。全ての漢字に番号をふることは有意義なことと思う。
4.委員自己紹介・
5.文字図形番号JIS化の必要性と本委員会での検討必要事項
 ・文字図形番号JIS化の必要性と委員会での検討必要事項の説明があった。
 ・下記の質疑応答があった。
Q1: 文字コードとの棲み分けは。
A1: 説明資料に記述したように文字コードには包摂があるので、字体を詳細に区別できない。またISO/IEC 10036は登録方法を規定するものであり、複数の文字セ ットが登録され、同一漢字でも違う番号が付与されている。IVSもあるが、これ はUnicodeにある文字に有効だが、Unicodeに無い文字は使えない。
C1: 文字コードを拡張するものではない。「点付の土」といった文字を受け渡ししたい。
  Q2: 土の件は了解している。番号があって印刷が出来れば良いのではないか
  A2: この文字図形番号で文字の整理統合の基盤をつくることで、文字規格や用途別のサブセットを考える際にも有用である。
  Q3: 配布資料の必要性の文章で3フレーズを読むと、本委員会で扱う事項は、エンコーディングスキームを決めることではなく、グリフと文字番号の対応を規格化することが目的であるように読み取れるが、その解釈で良いか?
    一方、ISO/IEC 10036は登録の「手続き」を規格化したもので、グリフと文字番号の対応を決めるものではない。エンコーディングスキームを定めた各種規格や、ISO/IEC 10036規格と、本委員会で扱う事項とは、規格の性質や位置づけが衝突しない、という理解でよいのか。
  A3: 10036は文字図形等の登録手続きを定めたものであり、同じものが複数登録されることがある。今回の標準化は、文字図形にユニークな番号を付けるこであり、その文字図形も10036に登録できる。10036との関連も今後の検討テーマであり、議論し整理して行く必要がある。
  Q4: 情報交換用に別の文字コードを作るのか?
  A4: 情報交換用の別の文字コードを作るものではありません。文字コードだけでは包摂の範囲内に複数の文字があり、相手方に正しい情報を伝えられないため、それを補完するものとして文字図形にユニークな番号を付けて指定できるようにしようというもので、規格もJISXではなく、JISZでいく。
  C4: 国際規格としての登録手続きにはISO/IEC 10036を使うことも1つの可能性として検討してみてはどうか?
  Q5: 現状では、印刷会社へ印刷を依頼する時に、それぞれの印刷会社用に個別の文字コード変換ルールを取り決める必要がある。コード系もS-JISやJEF、Unicodeなどで異なるだけでなく、包摂や特に外字の問題が大きい。問い合わせのあった文字図形で良いかの確認をやり取りしなければ確定しない。今回の標準化により、一意の文字図形番号を指定することが可能になり、どの印刷会社にも共通の文字コード変換ルールを示す基盤ができ、番号で漢字の図形を指定出来ることになるという理解でよろしいのでしょうか。
   A5: そうです。番号で指定が可能になります。
   C5: 我が社では、15万字版の文字鏡の検索機能を使用してお客様に文字を確認してもらい、その番号を取得して処理をするようになり、お客様に喜ばれている。
   C6: 今出ている15万字の番号は、現在は一企業のものだが、JIS化されれば、 国民全体で使える番号になる。

6.作業内容と日程表
  ・配布資料Dにて、今後の作業内容と日程案の説明あり。
  ・事前調査表提出は本日の合意内容で作成可能なので、WG作業および委員会開催と切り離して5月末までに提出可能。

7.WGメンバーについて・配布資料Bにて、文字文化協會理事長WGメンバーの提案があり構成員表が承認された。
  ・WG主査は長村。
8.その他8.1 第2回委員会の日程・WGでの作業進捗を考えて次のとおりに議決した。
・日時:6月4日(水)午後3時〜午後5時・場所:未定  ―以上―